行政書士試験の予備校・資格学校・通信講座のメリット・デメリット

資格試験の予備校・資格学校は複数あり、扱う資格も多岐に渡っています。予備校は東京・大阪などのほか、地方や東京・大阪などの近郊にもあります。また、ほとんどの予備校で通信講座が用意されています。予備校の通信講座の多くは、予備校の講義をビデオに録画したり、カセットに録音したものを使用して行われます。通信講座の場合、ビデオやカセットテープと板書をプリントした物が送られてきて、それを見たり聴いたりしながら自分で勉強することになります。勿論、通信講座を専門に行っているところもあります。

 行政書士試験合格、特に早期合格を目指す場合には、独学は避け、予備校や通信教育をうまく利用することが望ましいと思います。それでは、予備校と通信教育のメリット、デメリットを比較してみましょう。

 まずは、予備校に通うメリットをあげておきましょう。最大のメリットは、勉強を継続しやすく、勉強のペースを立てられやすいということがあります。毎週決まった曜日の決まった時間に予備校に通い、講義にあわせて予習復習することで、勉強を継続しやすく、勉強のペースも安定します。予備校の講義が受験生を引っ張るペースメーカーの役割を果たしてくれるのです。予備校に通うメリットとして、同じく行政書士を志す仲間ができる機会が出来るということもあります。予備校の教室で隣に座った人と休憩時間に話したりして、知り合いになれる可能性があるのです。同じ志を持つ仲間やライバルができたほうが、勉強を継続しやすいのは言うまでもないでしょう。仲間と切磋琢磨したり、情報交換したりするのは励みにもなりますし、モチベーションの維持にもなります。 孤独に資格試験の勉強をするのはかなり精神的にきついものです。

 予備校に通う場合のデメリットとしては、時間的に制約が出来てしまうことがあげられます。決まった時間に通学時間を掛けて予備校に通わなくてはならないからです。仕事をもった社会人の場合、時間が限られているので、希望する講座を受講することが出来ない場合も少なくないでしょう。しかし、あとで述べるように、予備校の受講形態はかなりフレキシブルになってきました。予備校の講義のデメリットである時間的な制約は解消されつつあります予備校に通う場合のデメリットとして、予備校の講義を聴いただけで勉強した気になってしまうということもあります。講義を聴くという受身の勉強だけではなく、予習復習、時には質問をすることなども大切になってきます。

 通信講座のメリットは、時間的な制約がないことにあります。いつでもどこでも、送られてきたテキストで勉強できます。会社の昼休みや通勤通学の電車の中などで、カセットテープを聴きながら、勉強することも出来ます。時間の限られた受験生には、通信講座が合っていると思います。カセットテープを繰り返し聴けるのも通信講座のメリットです。地方によっては近くに予備校がない場合もあります。この場合は予備校の講座を受けたくても受けられません。どこに住んでいても受けられるのも通信講座のメリットです。

 勿論、通信講座にもデメリットはあります。通信講座の場合、自分自身を律していかないと途中で飽きてしまったり挫折してしまうことが多いのは否定できないでしょう。これが通信講座の最大のデメリットです。予備校のように決まった日時に講義に出席しなくてはならない環境のほうが、勉強を継続しやすいのは間違いないです。

 通信講座のデメリットは、継続することの難しさですが、それに関連して、通信講座を受ける時の注意点があります。通信講座はいつでも勉強出来るのメリットですが、いつでも勉強できる環境に甘えてしまい、送られてくるカセットテープやプリントを溜めてしまいがちです。カセットテープやプリントを溜めてしまうと、勉強がどんどん遅れてしまいますし、やる気も失せてしまいます。いつでも勉強できるのは事実ですが、出来るだけコンスタントにこなしていき、教材を溜めてしまわないのが通信講座を続けていくポイントです。

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