司法書士試験の予備校・資格学校の受講形態の多様化

先ほど、「予備校の受講形態はかなりフレキシブルで自由なものに変わってきました。予備校の講義のデメリットである時間的な制約は解消されつつあります。」と書きました。現在では、予備校に必ず決まった日時に通わなくてはならないと言うわけではないのです。具体的に予備校の受講形態をみてみましょう。予備校の受講形態には、決められた時間に予備校の教室で講師による生の講義を受ける受講形態、決められた時間に予備校の教室でビデオによる講義を受ける受講形態、そして、予備校のビデオブースを使って自分の都合のいい時間に受講するフレックスタイムの受講形態などがあります。

 ビデオブースによるフレックスタイムの受講形態を選べば、会社帰りに講義を受けたり、土日に集中して講義を受けることも出来ます。ビデオブースには限りがありますので、事前に時間を予約して受講することになります。ビデオブースでのフレックスタイムの受講はとても便利ですが、全ての講座にビデオブースでの受講形態が用意されているわけではないので注意しましょう。会社帰りに2時間以上もの講義を受けるのはしんどいという人には、予備校によってはビデオブースで通常の講義を半コマずつ受講することも出来ます(LECのVB半コマ受講など)。 教室でビデオを見たり、ビデオブースでビデオを見たりする講義だと板書が取りづらいと思われるかもしれません。しかし、板書はプリントの形で配られる場合が多いので、さほど心配は要りません。むしろ、板書をノートに写す作業がなくなるので集中して講義を聴くことが出来ます。

 決められた時間に行われる生講義やビデオ講義を事情によって欠席してしまった場合でも心配は要りません。欠席してしまった分の講義を後日ビデオブースで受講することも可能です。講義に出席したけれども、講義がよく理解できない場合もあると思います。その場合、ビデオブースでビデオを見て復習することも出来ます。
 ただし、これらの場合は有料(一回の使用につき数百円程度)になる場合が多いです。

 このように予備校の講義には様々な形態があり、欠席した場合のフォローもなされるので、現在では予備校に通うことによる時間的制約はかなり解消されてきていると思います。

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