税理士試験の学習方法〜計画を立てる

「勉強するときは計画を立てましょう!」

小学生のときに教わったことだと思いますが、まさに「言うは易し、行うは難し」ですよね。
つまり、数日かけて、綿密な計画は立てても、結局、実行しないまま終わってしまうことが多いのではないでしょうか(私だけかもしれませんけどね)。

仕事も同じです。
特に私のような自由業だと、仕事をしなくても、1日中、ゲームをしていても、誰も怒ってくれませんので、「計画」を立てて、実行していくことが重要なのですが、なかなか、実行できないんですよね。

そこで、私は、ひと工夫することにしました。
具体的には、下記で説明しているように、2ステップを踏むようにしました。

計画を立てる方法

◆ステップ1
仕事の「質」には、こだわらず、とにかく仕事の時間を確保できるようにします。具体的には、まずは「1日、仕事するべき時間(目標)」を決めて、この目標達成できるように時間を作り出します。
なお、時間を確保することが目的なので、ダラダラ、仕事して、その日に終了しなくても、時間をカウントします。
※)とにかく、目標の時間だけ仕事ができるようにします。ちなみに、時間の測定方法、管理する方法などの詳細は、「税理士試験の学習方法〜時間をメモして管理する」に書いています。なお、はじめのうちは、「税理士試験の学習方法〜時間をメモして管理する」の「補足」にあることは気にしません。どのような作業をしても、仕事時間とします。

◆ステップ2
内容はどうであれ、仕事の時間を確保できるようになれば、次は、仕事をしている時間の「質」を上げるようにします。具体的には、「今日、やるべき仕事」をリストアップして「作業リスト」を作ります。それで、仕事が終われば、その仕事を作業リストから消すとします。
このようにしていると、そのうち、「今日は、この作業リストのうち、最低、これだけは終わらせよう」という気持ちになってきます。こうなると、仕事の質も上がっていきます。
※)最終的には、「税理士試験の学習方法〜時間をメモして管理する」の「補足」にあるように、収入に直結しない作業時間は、仕事時間に参入しません。

計画を「時間」で管理している理由

私の場合、「作業内容」ではなく、「時間」を中心にして計画を管理していますよね。
どういうことか?

小学生の頃に作らされた「夏休みの計画」では、たとえば「月曜に、算数の問題集を10ページする!」のように、何を、どのくらいするのかの「作業内容」で、計画を立てていたと思います。
一方、私の場合は、「月曜は、基本的には何をしてもいいけど、最低、6時間(目標)は頑張ろう!」と、「時間」で、計画を立てています。

なぜ、「作業内容」ではなく、「時間」で、計画を管理しているのかというと、計画倒れになる原因は、ズバリ、「実行が難しい計画を立ててしまうこと」だと思っているためです。
どういうことか?

たとえば、「1日、1個ホームページを作ろう!」という感じで「作業内容」で目標を立てたとします。このようにしても、結局、1日1個ホームページを作れず、仕事が後押しして、計画を実行できなくて、ストレスだけたまる・・・そして、計画倒れになる・・・ということを繰り返すと思うのです。
それよりも、「1日6時間は、どの作業をしてもいいから、とにかく、パソコンに向かう!」という「実行しやすい目標」を作って、まずは、それを守れるようにして(ステップ1)、それから「作業リストのうち、最低、この作業は終わらせよう」と思えるようにすることで、作業の質を上げる(ステップ2)方が、計画倒れになりにくいのかなと思っています。

というわけで、話を元に戻すと、税理士試験でも、この「2ステップ」を守っていこうと思っています。
まずは、「税理士試験の勉強時間を確保すること」からはじめて、それが達成できれば、たとえば「本支店会計の小テストを解きなおす、財務諸表論の未収収益のところを暗記する」などの「勉強リスト」を作って、消していく作業をしていこうかなと。

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