行政書士試験の予備校・通信講座の選び方

講座の内容やレベルには、実績のある大手の有名予備校間にはさほど差はないと思います。ただ、あまり実績のないところや、有名でないところは避けたほうが無難です。従って、予備校や資格学校、通信講座を選ぶ際のポイントは受講料、サポート体制、自分にあった受講形態があるか、予備校の立地条件などがポイントになると思います。これらについて、HPを見たり、パンフレットを取り寄せたりして、慎重に比較検討しましょう。パンフレットだけでは不安な人は、予備校の窓口で相談するといいでしょう。個別にカウンセリングや説明をしてくれることもあります。パンフレットは予備校のHPや書店で入手できます。電話での受講相談や受験相談をしてくれる予備校もあります。窓口や電話で疑問点はどんどん質問しましょう。こうした際の対応なども、予備校を選ぶポイントの一つだと思います。受講中も予備校にサポートを受けたり、予備校に相談したりと、予備校とは長い付き合いになります。対応のよくない予備校は避けたほうが無難です。予備校では定期的にガイダンスをしていたり、無料体験講座などがあるので、それらに参加してみるのもいいと思います。

 通信講座の場合、受講料とともにサポート体制が特に重要になります。勉強していて生じた疑問点や質問にきちんと答えてくれる体制が整っているかは、受講前に確かめておきたい重要なポイントです。

途中で解約できるかもポイントです。必ず確認しておきましょう。講座開始前の解約と講座開始後の解約で異なってきますが、講座開始後は、解約できないか、解約できたとしても、受講料の一部しか戻ってこない場合が多いようです。

 なお、過去の通信講座のテキストやカセットがオークションなどに出回ることもあります。オークションでは安く購入できますし、オークションでの購入を否定はしません。しかし、出題の元になる法律の条文が毎年のように変更されますし、出題傾向が変わる可能性もあります。過去の通信講座等の購入にはリスクが伴うことは押さえておいたほうがいいと思います。行政書士の場合、2006年試験から試験科目が変わりますので、過去の通信講座等の購入には、いっそうの注意が必要です。念のためにオークションに関連してもう一つ注意点を書いておきます。仮に、講義を無断で録音したテープや通信講座の違法コピーがオークションに出品されても絶対に購入しないようにしましょう。法律を学習し、法律に関係する職業に就こうとしている人間にとって絶対に許されない行為です。

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